プロジェクト・ミネルヴァ
PS2、FLAT OUT
僕が中学校ぐらいの頃に発売した「プロジェクト・ミネルヴァ」。
当時、PS2のゲームでは俳優などの実在の人の顔をそのままモデリングしたゲームが
はやっておりました。
そしてこのゲームは藤原紀香が主人公のモデルになったということで
割と話題になっていたような覚えがあります。
僕も友達から借りてちょっとやっていました。
そんなプロジェクト・ミネルヴァがいつの間にかシンプルシリーズででていたので
懐かしさのあまり買ってきてしまいました。
無印のものと、少し手を加えたプロフェッショナル版(以下PFと略す)が売っていたので
少し値段は高かったのですがPF版を買ってきました。
…まあ、200円か300円かの違いだったんですけど。
さてこのプロジェクト・ミネルヴァ PFなんですが
「戦闘に、リアリズムを」というのがゲームのコンセプト。
どれくらいリアルなのかというと、
・敵が全員ロボット
・味方の銃弾が無限
・戦場を水着で駆け回る紀香
と、まさに戦場ってこんなんだよね!
それでいてどうしてリアリズムなどと謳っているのかといいますと、
おそらく「戦場では仲間と協力していかないといけない」的なことからでしょう。
このゲームのオリジナルシステムとして、武器を構えるスコープモードの他、双眼鏡モードがありまして、
双眼鏡モードで敵を見つけて「マーキング」しておくと味方が攻撃してくれるといった感じです。
仲間と共闘だなんてなんてリアルなんだ! ってことなんでしょうが
1ミッションに連れて行ける仲間は3人までなんだよね。
リアリズムって、何?
んで、この仲間は銃撃戦としては本当に役に立たないんですが、
それぞれが特殊能力を備えていて…中でも「混乱」というスキル(PF版限定らしい)が
「特定の大型ロボ以外が同士討ちを始める」といった内容なので敵混乱中はほとんどダメージを受けないんですね。
しかも敵は弾を撃つ時に赤外線照準を出しますので…それをたどる事で隠れている敵の位置が分かりマーキング可能という
まさに便利スキル。隊員を強化(これもPF限定らしい)すると1ミッションに5回ほど使えるようになるし…
こういうシステムを根底から覆す何かがあるゲーム、正直嫌いじゃないよ。
あとは一定時間無敵になるバリアと、回復のスキルのキャラを連れて行けば大体のミッションはこなせます。
つまり仲間は特殊能力を使うためのお荷物といった感じでしょうか。これがリアリズム…
でもこのゲーム、せっかくのTPSなのに銃を撃つには照準を使わないといけません。
だからものすごく近くにいる敵にマシンガンで打ち込もうとしてもスコープを覗く必要があります。
1mほど先にいる何倍にも拡大された敵の装甲めがけて銃を撃つ紀香…
つい、「そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!!」と口にしたくなりますね。無茶苦茶という意味で。
ちなみに無印版だと最終面がやたら迷路みたいになっている上、ラスボスもいないそうなんですが、
PF版だとそこが改善されているらしいです。
また、敵にタックルできるようになった反面
伏せやしゃがみといった戦場では必須な行動ができなくなったそうな。
ただ、フェイスのキャプチャが中途半端で、紀香の顔がちょっとアレな感じになっているのが
良い感じに戦場にいる兵士の顔みたいになってます。
なるほど、リアリズムってのはこういうことを言っていたんですねー。
クリア後は有無を言わさず2周目なところにバカゲー臭を感じました。
バカゲー好きなら是非お求めください。
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