ビリーとマイクの通販コーナー 〜桃太郎アイス篇〜





マイク「……うーん、どうしようかなあ。」



ビリー「HEY! マイク、浮かない顔してどうしたんだ?」



マイク「やあ! ビリーじゃないか! いやちょっと困ったことが起きたんだ。聞いてくれよ」



ビリー「どうしたんだい? キャシーにまた新しい男が…」



マイク「Non!Non! って本当かい? …でもその話はまた今度だ!
それよりも僕がアイス好きだっての知ってるだろ?
それも僕はハーゲンダッツのような美味しいアイスしか食べないんだ」




ビリー「YEAH!! もちろんさマイク!
毎日食前食後にハーゲンダッツをむさぼるマイクの様を見ると、まるで
ハーゲンダッツ社からなにかサブリミナル広告のようなものを植え付けられたんじゃないかって
心配になるほどだからね!」






2人「HA!HA!HA!HA!!」





マイク「でも知っての通り、ハーゲンダッツは高いアイスじゃないか。
それで今月、僕の小遣いがピンチなのさ!
どこかに安くて、それでいて美味しいアイスでもあればいいんだけど…」




ビリー「そういえば、新潟県に安くて美味しいイカしたアイス があるって聞いたことがあるよ」



マイク「本当? それはどんなアイスなんだい?」



ビリー「その真紅の令嬢赤いアイスは、美味しさの割りに50円という
とてつもないコストパフォーマンスをもっているんだ」




マイク「FOO! そいつはご機嫌だな! 早速製品を見にいこうぜ!」



ビリー「OK!」































ビリー「これがその真紅の令嬢赤いアイスさ。」







マイク「MOMOTAROU? これなんのことだい?」



ビリー「ももたろう、さ! 日本に伝わる話でPEACHから生まれたサムライの名前だよ!」



マイク「OH! サムライ!! 強そうで結構だな! 早速食べてみるぜ!」







マイク「パクッ ジャリジャリジャリ…」



ビリー「味はどうだい?」



マイク「もも太郎って名前の割りにはストロベリーの味がするぜ!」



ビリー「HA! HA!! 確かに、苺味だからね!」



マイク「食感も堅くて、アイスと言うよりはかき氷って感じだよ!
あれ? おいビリー、ちょっと見てくれよ!」




ビリー「どうしたマイク…」







マイク「棒が斜めに刺さってるよ!」



ビリー「HEY!! 職人さんの手作りが感じられるぜ!」



マイク「見ろよビリー、他のところから見ても…」











マイク「横から見ても、正面から見ても棒が斜めに刺さってるぜ



ビリー「WAAAAAAAAO! なんてご機嫌なアイスなんだ!」



マイク「50円という値段の理由がわかるな!」



ビリー「YEAH! 職人さんのがんばりが分かるじゃないか!」



マイク「でもとっても食べにくいぜ!」





二人「HA! HA! HA! HA!」







マイク「いや、とってもすばらしいアイスだったよ、ビリー」



ビリー「どうだいマイク? 明日からはハーゲンダッツの代わりにこれを…?」





























マイク「やっぱりハーゲンダッツの方がいいわ」







戻る